ご結婚が決まったら - 履物・結納 なかむら

ご結婚が決まったら - 履物・結納 なかむら

ここでは結納の流れを説明いたします。
ご紹介する装飾品等は、従来の儀式に則ったものです。
現在では、略式結納や簡単なお食事会などをお考えの方が多いと思います。お客様の地方、ご予算等に合わせた結納プランをご用意しています。経験豊かな係員があらゆるご相談を承ります。お気軽にお申し付けください。

結納の祝事

正式に縁談がまとまりますと御結納を取交わすことになります。
結納は婚約の成立したことを確約する印としてお喜びの品物を贈ることであります。

結納品

結納品として贈答される物品は種々ありますが、康健、長寿、幸福、発展、節操、等の象徴としてふさわしいものとされている、熨斗、末広、小袖、帯地、袴地、指環、寿留女、昆布、鯛、友白髪、家内喜多留(柳樽)、履物、傘、化粧品、米等であります。
現今では生活様式の変遷に伴い結納品は金子をもって贈られ目録に記された「小袖料」がその結納金にあたります。(尚家内喜多留料として結納料の一割程度を添えます)
又結納品と共に先祖をはじめご家族にも御土産を持参致します。
本人の御土産には当地では古来より迎え傘、迎え下駄、と云って傘、履物、ハンドバック等を付け、それらの品々も結納品同様紅白の化粧箱に納め金銀の水引を掛けて差し上げます。
入れ物は文庫、ボール箱等に入れ定紋入風呂敷か唐草、松寿等の模様の風呂敷に包み共に相手方に納めてきます

結納おさめ

[1]前もって双方に結納受渡しの場席、日時、人数、服装を良く打ち合わせます。
[2]吉日を選んで時間は午前中に納めます。
[3]当日定めの時刻に仲人は婿方に出向きます。
婿方では前もって床の間の前に結納品を飾っておき仲人が到着しますと上座に通して昆布茶か桜湯を出します。そして仲人が「本日はお日柄もよく誠におめでとうございます」と挨拶されましたら結納の品を仲人に調べていただき結納金、酒肴料を入れていただきます。
この時婿も父親にしたがって並びます。「本日は結納を贈るのにつきましてお役目まことに御苦労に存じます」と父親が挨拶し婿も一緒に丁寧に礼をします。それを受けた仲人の方では「かしこまりました、それでは伺って参ります」と挨拶して嫁方に向かいます。
[4]嫁方では仲人が到着しますと親、嫁も入口まで出て迎え仲人を正座に案内します。
仲人は「おめでとうございます」と云う程度の挨拶にて定めの場所に通り「飾り物を並べさせていただきますのでお床を拝借します」と云って持参した結納品を床の間の前に並べます。
◎(結納は都合により床の間に並べてもよろしいが通常床の間には花台、置物、生花等が飾られてありますから床柱を中心にして御座敷にゆったりとお並べ下さい。仲人は到着の日時等を前以て御取決めになられる際に結納をお受けになる座敷、飾る場所等もよく先生方と御打ち合わせになっておけば誠に好都合と存じます)
並べおわると受け方が着座されてから丁寧に祝儀の挨拶を致します。
[5]挨拶の言葉
仲人「本日はお日柄もよろしくお目出度うございます、この度は御当家と何々家の縁談が目出度く調いまして誠におめでとう存じます、
本日は吉日でございますので、御婚約のお印として結納を持参致しました、幾久しく御受納下さいませ」
[6]答礼の言葉
嫁方の親「誠に御丁寧なお言葉を賜りまして有難うございます、尚その上結構なご結納の品々を頂きまして厚く御礼申し上げ、幾久しく受納致します」と申し述べ酒肴を供します。
最後に御引物に御祝儀包を添えて受書を渡します又お供人あれば同様にもてなします。
[7]仲人は嫁方の受書を婿方に持ち帰り滞りなく嫁方へ結納の品々をお納め致しました旨の報告をしてその使者役目が完了します。

仲人の御礼

仲人に差し上げるお礼の額は双方相談して同じ額にする賢明な家が多いようです、これは結婚式が一通り終わってからするのが本当です。
嫁方からは結納おさめの当日は御祝儀程度でよろしいのです。

家族書親族書について

結納を納める時、通常家族書、親族書の取交しを致します、その主旨とする所は当方同様将来宜敷おつきあい賜ります様にと云う意味と、又結婚式当日の出席者並びに土産物数の便宜上のものであります。
その書式は次の通りです。
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